断熱ではなく、遮熱することで室内を快適に。
時代は、断熱から日光を吸収しないで反射する遮熱の時代へと移りつつあります。
遮熱に有効な素材、リフレクティックスは、暖房機でも、冷房機でもなく、超薄型の遮熱シートです。
超薄型遮熱材リフレクティックスのエネルギー削減率は50~66%と高く、経費削減効果が抜群のため、近年注目を集めている素材です。
HEAT SHIELDING遮熱とは
熱の伝わり方
熱の伝わり方には、伝導・対流・輻射(放射)の三種類があります。
建物に対する熱移動の3原則の比率としては
伝導が5%、対流が20%、輻射が75%と一番比率を占めています。※
※伝熱工学体系 『HEAT FLOW BY RADIATION IN BUILDINGS』by.Alexander Schwartz p.9参照
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伝導
高温の固体から低温の固体へ移動すること
(接触による熱移動)
アイロン等 -
対流
気体や液体が移動することにより熱移動すること
(強制対流 自然対流)
エアコン、ドライヤー、お風呂 等 -
輻射
電磁波(赤外線)による熱移動。赤外線が物体に当たると物体の分子が振動することで、物体が熱を帯び、また赤外線を放射する(太陽光)
熱の移動でもっとも大きな割合をしめる
輻射を跳ね返すことを遮熱といいます。
遮熱とは
輻射を防ぐこと
太陽光からの赤外線(熱源)の侵入を輻射といい
遮熱とは輻射熱、放射熱を防ぐことを指します。
外部からの熱の侵入を防ぐ断熱と違い
赤外線などの輻射を防ぐことで
建物の温度上昇を抑えることができます。
断熱材を厚くしたり、熱伝導率を低くしただけでは
快適空間を生み出すことは出来ません。
断熱とは熱を「うけとめ」、熱の進行をおくらせるものです。
それに対し、遮熱は電磁波を「はねかえす」という原理を使っています。
遮熱材リフレクティックスは
熱移動のうち75%の輻射を防ぐ
室内の気温が不安定な理由として
現在普及している断熱材では
輻射を防ぎきれないことがあります。
断熱材で防げるのは熱移動の3原則のうち
5%の伝導と20%の対流です。
遮熱材リフレクティックスは
75%の輻射を防ぐことが出来ます。
それにより、夏は涼しく冬は暖かい
快適な温度を保つことが可能な
室内空間を作ることが出来ます。
※輻射熱とは
温度の高い物体から放出される電磁波が熱として伝わる現象です。
輻射熱の代表的な例:床暖房、ストーブ、こたつ など
ABOUT遮熱材リフレクティックスについて
宇宙産業から生まれた
高い遮熱構造を持つ材料
当初、アメリカのリフレクティックス社が
保持している
「優れた反射技術」は、
超高熱環境である宇宙空間で使用する
宇宙船及び宇宙服の反射絶縁材料として
宇宙産業に採用されました。
単純構造で環境に優しいエコ素材
宇宙産業に採用されて以来、
さまざまな技術を駆使しながら開発が進められ
両面アルミ箔に2枚のバブルポリエチレンシートと
3枚のポリエチレンシートが内蔵された単純構造の
リフレクティックスが完成しました。
たった8mmのシートですが
高遮熱性の実現のほか安全性や耐久性もあり
環境に優しいエコ素材として注目を集めています。
現在の住環境にも活用できる材料
リフレクティックスを住居に使用することで
遮熱の働きにより
暑さ・寒さを防ぎ止めることができ
部屋の室内を快適に保てます。
また、軽量で作業性もよいので
経費やエネルギーの節約にも一役買うことができます。
既存の建物に施工する場合も
リフレクティックスは組み込みやすいためとても便利です。
遮熱材リフレクティックスの特徴
- 高遮熱性 たった8mmの遮熱材リフレクト工法で高い遮熱効果を実現することが出来ます。
- 熱輻射 99.999%の高純度アルミニウムをシート両面に使用のため、冬の冷輻射熱、夏の暖輻射熱を防御すると同時に室内の暖気を外に逃がしません。
- 広い使用温度範囲 −50℃〜80℃と広範囲な温度環境で使用可能です。
- 熱線(電磁波)カット率 非常に高率です。電磁波をカットします。その他アレジングから来るマイクロ波、医療機器やOA機器から出る低周波波をカットし、電磁波障害を防ぎます。
- 利用安全性 使用過程において有害物質が発生することがなく、取り扱いも安全で、その他ヒアリなどの害虫やアレルギー源を防止します。
- 作業性 カッターやハサミで簡単に切断できるため、大きさ、形状の自由なカスタマイズが可能です。
- 多種多様な取付方法が可能 ボルト締、接着、釘打、縫いとじ、ホチキス止め、テープ止め等、幅々の取付方法が可能です。
- 強度が高い 圧縮強度40トンで、潰れる心配がありません。
- 耐久性 空気を含んでいるので冷気や音波の遮断、特に夏の放射熱、紫外線を阻止します。
- 耐久性 全体のポラスプラスティックで構成されているため、腐食、腐敗の心配がありません。酸化したり、急激に変化することもなく耐久性が非常に優れています。
- 結露 −25℃~50℃までどんな過酷な湿度条件でも結露の心配がありません。
- 清潔 細菌が生じる可能性がありません。高圧洗浄機で洗浄することも可能です。
- 軽量 一平方メートル当たり305g程度と非常に軽量です。
- 安全性 プラスティックで非常に安全で、こわれにくいです。
- 防水性 全く水を寄せ付けませんので防水シートなどの代わりに使用できます。
EXPERIMENT遮熱材リフレクティックスで実験
遮熱材リフレクティックスと断熱材で
温度上昇の差を比べました。
2つの箱のなかに温度計をいれ
それぞれを遮熱材リフレクティックスと
断熱材で覆いました。
その後、遠赤外線ストーブを使い
約30分ほど外から熱を与えます。
遮熱材リフレクティックスは赤外線を反射し
断熱材は赤外線を吸収します。
中の温度はどう変化していくのか
実験を行いました。
実験前の状態です。
それぞれの温度はそう変化がありません。
この後、30分ほど遠赤外線ストーブの前に置いておきます。
約30分ほどたった実験後の状態です。
断熱材の箱の中の温度は47.0度にまで上昇しとても高温になっています。
遮熱材リフレクティックスの箱は30.8度とゆるやかな温度上昇に留まっています。
その差はなんと16.2度!
遮熱材リフレクティックスが赤外線から伝わる輻射を遮熱し
箱内の温度を快適に保っていることがわかります。
EFFECTIVENESS RESULTS遮熱材リフレクティックスの効果実績
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夏場の暑さ対策に
太陽から間断なく降り注ぐ「熱線」=「電磁波」は、さまざまな物体の内部に入り込み、それぞれ物体の構成分子を激しく動かし「輻射熱」を持ちます。
リフレクティックスがこの「輻射熱」を反射することにより、室内の冷気を保ちます。
熱を99%反射しつつ、吸収した残りの1%はエアーキャップによる断熱が熱の伝導を阻止するという機能を果たします。 -
冬場の寒さ対策に
「輻射熱」の吸収率が1%のリフレクティックスは、室外の冷気に対しても、夏場と同等の効果を発揮し「輻射熱」を反射します。
さらに、室内に溜まった暖気を外に逃がすことがないので、暖かい快適な室内環境を保つことが可能となります。
夏は冷気を外に逃がさず涼しい環境を保ち、冬には暖気を室内に閉じ込めるという効果を発揮します。
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結露とカビ発生対策に
家屋の結露は、「カビ」を誘発させます。
「カビ」が発生すると、シックハウス症候群の原因であるカビ胞子が室内に飛散してしまいます。
また、ダクトの結露は、エネルギーの損失にもつながります。
住宅に遮熱材リフレクティックスを使用することで、湿度・蒸気が貫通することを防ぐため、結露の発生を防止することができます。 -
Co2削減で省エネ生活
遮熱材リフレクティックスを使用すると、「夏は涼しく」「冬は暖かい」空間を常に保つことができるため、部屋のエアコンの稼働率も下がります。
遮熱材リフレクティックスは、ただ単にコストを削減するだけでなく、省エネ・節電・Co2削減にも効果があります。 -
電磁波対策に
太陽から放射されていると称される「電磁波」は、「地球上の各物体に輻射熱」を持たせます。
また、その輻射熱は電磁波と化して次の物体に熱移動します。
その防衛は、リフレクティックスが持っている「電磁波の反射性能」で解決することができます。
冬には外部の冷気(冷輻射)を反射し、夏には熱線(電磁波)起因の輻射熱移動を遮ります。
こんな効果が!
養鶏場では卵の産卵率がUP!
鶏舎に、遮熱材リフレクティックスを取り入れたことで、鶏舎内の環境が改善しました。
遮熱材リフレクティックスによって、外気からの影響がなくなり、
室内の温度調節が簡単になったことで、
作業の効率は飛躍的に上がり、さらに、
鶏の卵の産卵率まで上がるという効果がもたらされました。
この結果、費用対効果が高くなり、
生産性が向上したという嬉しいご報告をいただいております。
工場では作業効率がUP!
遮熱材リフレクティックスを取り入れることで、
蒸し暑かった工場内が涼しくなるという効果も得られました。
夏は室内への熱の侵入を防ぎ、冬は室内の暖かな空気の流出を防ぐため、
職場が働きやすい環境になったというお声をいただいております。
そのため、作業効率も上がり、
結果的には業績も上向くという良い結果に繋がったとのことです。
INSTALLATION遮熱材リフレクティックスの施工
新築はもちろん
既存の建物にも施工可能
とてもシンプルな構造の遮熱材リフレクティックスは
持ち運びも軽くはさみやカッターなどで簡単に切断できます。
そのため、施工も大変しやすい材料です。
例えばですが、工場の改修などで
既存の屋根・壁をそのままにし
その上からリフレクティックスと
新しい屋根・壁を貼り付けることができ
作業量も少なく施工できます。